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伊賀四国八十八ヶ所霊場ブログ


 伊賀四国霊場会からのお知らせや、開創150周年記念事業の様子、各札所寺院の行事についてなどを随時更新していきます。
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第8回歩き遍路
 10月7日(日) 晴れ

『渭城の朝雨 軽塵を浥し、客舎青々 柳色新たなり』

有名な王維の漢詩の一節ですが、昨夜来の雨も上がり、朝の空気も殊の外清々しく、正にこの詩のような爽やかな朝になりました。

今回は、伊賀神戸、上林方面の五ヶ寺を巡る、約12キロの行程です。

近鉄伊賀神戸駅に集合し、上野組と名張組の二班に分かれ、今日も元気よく出発進行です。





先ず訪れたのが、第28番札所 蓮明寺です。

境内からは、称徳天皇がこの地を訪れた際に、賞賛されたとされる見事な展望が広がり、遥かに幾重にも連なる山並みを望む事が出来ます。

万葉の昔より変わらぬ眺めに、心が和みました。




澄んだ秋空の下、長閑な里山の道を辿ります。

たわわに実った柿や栗、或るいは道端に咲く秋桜の花に、深まり行く秋の気配を、身を以て強く感じます。





続いて訪れたのが、第31番札所 持仏寺です。

いつも共に歩いて下さっている、石原亮進師の御自坊でもあります。

よく手入れの行き届いた、清楚な佇まいのお寺です。

御住職ご一家の温かいお接待を頂戴し、次のお寺に向かいます。






程なくして、第29番札所 常福寺に到着です。

こちらは、伊賀四国霊場を開創された、本田光照和上が住持されたお寺であり、現霊場会長 織田杲深師の御自坊でもあります。

今回も先達をして下さった会長様より、改めて御挨拶を頂きました。

また、この歩き遍路一行のために、特別に秘仏の御本尊、五大明王を御開帳して下さり、間近に拝見させて頂くことが出来ました。

しかしながら、こちらの五大明王は、その堂々たる体躯もさることながら、圧倒されるかのような迫力に、思わず感嘆の声が漏れます。

心底までも射抜くこのような鋭い眼光、諸魔を降さんと漲る憤怒の相。

これほどの見事な仏様が、この伊賀の地に遺されているのは、郷土の宝、誇りでもありますし、幾多の戦火の中から、身を挺して守ってこられた先人達の苦労に、ただただ頭が下がります。







昼食の後、午後からは少し気温も上がり汗ばむ陽気になりました。

和やかに歩を進め、第27番札所 報恩寺に到着です。

こちらは、墓地を抜けた小高い場所にあります。

堂内を拝見しますと、見上げんばかりの大きな阿弥陀如来様が鎮座されておられます。

慈愛に満ち満ちた円満なお顔に、自ずと合掌せずにはおられませんでした。



普段、自動車では通らないような道を歩き、知らない風景と出会えるのも、この歩き遍路の魅力の一つでもあります。

気分はちょっぴり探検気分です。






この日、最後にお参りをしたのが、第26番札所 蓮花寺です。

こちらのお寺は、実行委員の中山和光師が住職を勤めておられるお寺です。

こじんまりとした中にも、檀家さんや地域の方々の温もりが感じられるお寺でした。

今回、一緒に歩いてくれた、ちびっこ遍路の中山師の御子息。

将来が楽しみです。




歩き遍路には、とても心地よい季節になりました。

豊かな自然の中を歩き、お参りを重ねますと、日頃の悩みや鬱憤も、どこかに消え失せてしまいます。

このお遍路で培った清らかな思いを、日常の生活の上にも生かして参りたいものです。


                                                    合掌     

                          実行委員    石原 了文       
| 開創150周年記念事業 | 19:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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